リニア中央新幹線の「建設残土」処理問題 置き場設置が計画されている自治体で地元住民らによる審議会

リニア中央新幹線の建設残土の置き場が計画されている岐阜県御嵩町で、地元住民らによる審議会が開かれました。

(御嵩町 渡辺幸伸町長)
「委員の皆様には、それぞれ意見を出し合う中で、解決に向けたより良い計画となるよう、討議を重ねて答申を頂きたい」

御嵩町は、これまでリニア建設残土の置き場設置を受け入れる前提で、JRと協議を進めてきました。

しかし、候補地の一部が希少な植物が生える「重要湿地」であることなどから、ことし初当選した渡辺幸伸町長は、受け入れ姿勢を白紙に戻し改めて意見を集約する審議会を設けると表明していました。

19日は、その第1回会合で、公募で選ばれた市民や湿地の専門家らが残土の安全性や環境への影響などについて、JRの誠意ある説明が必要といった意見が出されました。

審議会は来年3月までに結論を出す方針です。

© CBCテレビ