商売繁盛願い 足利で恵比寿講

恵比寿講で参道に並ぶ縁起物の露店

 【足利】西宮町の西宮神社で19日、恒例の「恵比寿(えびす)講」が始まり、開運や商売繁盛を願う参拝客でにぎわった。20日午後3時ごろまで。

 同神社の恵比寿講は1603年、兵庫・西宮神社の西宮大神を勧請して始まり、関東地方で最古とされる。新型コロナウイルス感染症の影響で中止を余儀なくされ、昨年、再開した。

 約600メートルの参道には、縁起物の熊手を扱う露店など100軒以上が立ち並んだ。縁起物が売れるたびに、威勢のよいかけ声や拍子木の音が響いた。

 熊手を購入した堀込町、会社経営斎藤孝行(さいとうたかゆき)さん(54)は「少しでも商売がうまくいくようにとの願いを込め、毎年購入している」と話した。

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