【鹿沼】東部台地区の秋の恒例イベント「きのこ収穫祭」が11日、東部台コミュニティセンターで開かれた。4年ぶりの今年はマルシェなど新企画が加わり、地域住民が交流を深めた。
市東部の12自治会でつくる東部台地区コミュニティ推進協議会が主催。遊歩道などの通行の邪魔にならないよう伐採された地区内の支障木を使い、2009年からキノコの栽培に取り組んでいる。
収穫祭では採れたてのヒラタケで作ったキノコ汁を400食無料で提供したほか、体育館では普段口にできない感謝や愛の言葉を叫ぶ「思いのタケをぶっちゃけよー!コンテスト」を開催。陸上競技部の先輩への憧れを叫び最優秀賞に輝いた東中2年鎌田結人(かまだゆいと)さん(14)は「緊張したけど、うまくできた」と満足そうだった。
さらに今年はマルシェも同時開催。パンやカレー店など九つのブースを設け、東中の生徒計28人がボランティアで手伝った。同校科学部やオーケストラ部のステージ発表も行われた。奈良部実(ならぶみのる)会長(87)は「地元の人たちが楽しんでくれるのが何よりうれしい。久々に開催できて良かった」と話した。