郷土料理でスパイスカレー 南砺・瑞泉寺、新メニュー商品化

 南砺市の井波別院瑞泉寺で18日、郷土料理の食材を活用したスパイスカレーなどを味わうイベントが開かれた。「塩麹チキンカレー」や「ココナッツよごし」など5品が提供され、モニターツアーの15人が味わった。

 井波日本遺産推進協議会が「さばずし」「かぶらずし」といった郷土料理だけでなく、観光客が食べやすいメニューの商品化を目指して企画した。東京都武蔵野市の人気スパイスカレー店「ピワン」が監修。若者有志グループ「テラまちコネクト」が協力した。同協議会の三谷直樹会長が「若者の力で瑞泉寺を盛り上げたい」とあいさつし、常本哲生輪番が期待を述べた。田中幹夫市長も姿を見せた。

 娘と訪れた西谷豊美さん(66)=神奈川県=は「さまざまな料理に麹が使用され、おいしさを一段引き上げている」と話した。

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