錦木、波乗り6連勝 大相撲九州場所、豊昇龍を小手投げ

錦木(右)が小手投げで豊昇龍を破る=福岡国際センター

 大相撲九州場所8日目(19日・福岡国際センター)盛岡市出身で西前頭4枚目の錦木(伊勢ノ海部屋、盛岡・米内中)は、大関豊昇龍を小手投げで破り、6連勝で6勝2敗とした。

 錦木は豊昇龍の低い当たりを受け止めた。激しい突き、押しに土俵際まで後退。右に開きながら相手の左差し手を小手投げに振って逆転勝ちし、幕内500回目の出場を白星で飾った。

 先場所優勝の大関貴景勝が左脚痛から復帰した朝乃山の下手投げに屈し、2連敗で3敗目となり、場所後の横綱昇進は極めて厳しくなった。大関霧島は小結北勝富士を送り出して2敗を堅守。平幕の一山本が1敗を守り、単独首位に立った。

 錦木は9日目に貴景勝と対戦する。

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