赤沢舞さん全国最高賞 留袖着付けの部、美しいバランス評価

全国大会で最高賞を獲得した赤沢舞さん(右)と阿部美羽さん

 第71回芸術祭全国大会(国際美容協会主催)の留袖着付けの部で、盛岡ヘアメイク専門学校美容科1年の赤沢舞さん(19)=滝沢市=が最高賞の厚生労働大臣賞に輝いた。モデルを務めた級友の阿部美羽さん(18)と練習を重ね、2人でつかんだ念願の頂点。「今度は振り袖の部でも上を目指す」とさらなる飛躍を誓う。

 同大会は東京都で10月17日に開かれ、留袖着付けの部には学生ら55組が参加。制限時間20分で一斉に着付けし、その美しさで総合的に審査される。

 着物は阿部さん=同科1年、八幡平市=の祖母の留め袖を使い、肩の紋がきれいに見えるよう調整。えりや帯締めを一直線にそろえるよう気を付けた。髪は着物に似合うようセットするなど、全体のバランスの良さが高い評価を得た。

© 株式会社岩手日報社