東北や北陸 夕方まで土砂災害に警戒・注意 週後半は大きな気温の変わり目に

20日(月)の天気と最高気温

 東北の日本海側や北陸は、きょう(月)夕方まで雨脚の強まる所がある見込み。これまでの雨で地盤の緩んでいる所があるため、土砂災害に警戒・注意が必要だ。落雷や、竜巻などの激しい突風にも注意が必要となる。太平洋側は晴れる所が多いが、夕方にかけて東日本を中心に北風が強まる所がある見込み。

日本海側 不安定

20日(月)の天気分布

 寒気流入の影響で、東北の日本海側や北陸は、大気の状態が不安定となっている。夕方にかけて局地的に雷雲が発達するため、急な強い雨や落雷、竜巻などの激しい突風に注意が必要だ。なお、これまでに降った雨により地盤の緩んでいる所があるため、夕方にかけて土砂災害に警戒・注意が必要となる。北日本はきのうより気温が低く、風の冷たい状態が続きそうだ。関東以西の太平洋側は晴れる所が多く気温が高めだが、日が傾くと次第に風の冷たさが勝ってきそうだ。

暖かな3日間

服装と気温の目安

 あす(火)~23日(木・祝)の3日間は、全国的にこの時季としては気温の高い状態が続く見込み。水~木あたりは、東北南部や東・西日本で20℃前後まで上がり、昼間は厚手の上着が要らないくらいの所が多くなりそうだ。ただ、この間にも大陸方面では強い寒気が南下を始め、24日(金)以降は日本付近も一気に冬仕様の空気に入れ替わる点に注意したい。

急に寒く 気温変化に注意

週間予報

 北陸以北の日本海側は23日(木・祝)夕方から天気が崩れ、その後、週末にかけて荒れた状態が続く見通し。強い寒気が流れ込む24日(金)の午後は、山陰や北陸の平地でも、次第に雨から雪に変わる所がありそうだ。山沿いでは一気に雪が積もり始めることが考えられるため、毎年のように影響を受ける国道や峠道の走行は十分な注意が必要だ。東京あたりも週末は師走並みの寒さとなり、空気が極端に乾くので体調管理に注意が必要となる。

(気象予報士・高橋和也)

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