国道1号で多重事故、37トンのクレーン車が車線ふさぐ レッカー移動困難で渋滞発生

大型クレーン車が中央分離帯のコンクリートブロックに衝突した事故現場(20日午前9時5分)=京都国道事務所提供

 11月19日午後10時40分ごろ、京都市東山区清閑寺山ノ内町の国道1号で、大型クレーン車など3台が絡む事故があり、2人が軽傷を負った。

 京都府警東山署によると、片側2車線のうち追い越し車線を西向きに走っていた香川県の会社員男性(71)の大型クレーン車が、中央分離帯のコンクリートブロックに衝突。ブロックが破損し、反対車線を東向きに走行していた右京区の男性(30)の乗用車にぶつかった。そのはずみで走行車線を走っていた東山区の男性(38)の乗用車に衝突した。

 この事故で、乗用車を運転していた男性2人が打撲などの軽傷で救急搬送された。同署によると、クレーン車は重量が37トンあり、レッカー移動が困難で20日正午現在も西行きの1車線をふさいだまま止まっている。渋滞は一時、約4~5キロに及ぶなどした。

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 交通規制は21日午前10時40分ごろ解除された。

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