2024年度殿堂入り候補は日本時間21日発表予定 ベルトレイらが登場

オフシーズンの大きなイベントの1つである殿堂入り投票。日本時間11月21日には2024年度のアメリカ野球殿堂入りの投票用紙が公開されることになっている。今回から殿堂入りの有資格者となるのは、エイドリアン・ベルトレイ、ジョー・マウアー、チェイス・アトリー、デービッド・ライト、マット・ホリデイ、バートロ・コロンといった選手たち。MLB公式サイトのデービッド・アドラー記者は、今回の殿堂入り投票の注目ポイントを紹介している。

前回惜しくも殿堂入りを逃したトッド・ヘルトン(得票率75%以上で殿堂入り、ヘルトンは72.2%)は6度目の挑戦となる今回、殿堂入りが有力視されている。ロッキーズ一筋17年のメジャー生活を過ごし、通算2519安打、打率.316、369本塁打、1406打点、OPS.953を記録。毎年着実に得票率を伸ばしており、ついに殿堂入りに手が届きそうだ。

通算422セーブのビリー・ワグナーと通算434本塁打&ゴールドグラブ賞10度のアンドリュー・ジョーンズも今回、殿堂入りの可能性がある。ワグナーは前回、得票率68.1%を記録。今回が9度目の挑戦で、殿堂入りできなかった場合は次回がラストチャンスとなる。日本球界でもプレーしたジョーンズは今回が7度目の挑戦。前回は得票率を58.1%まで伸ばしており、殿堂入りラインにどこまで近づけるか注目だ。

初登場組の大本命は通算3166安打、477本塁打、ゴールドグラブ賞5度という輝かしい実績を誇る名三塁手ベルトレイだ。「ベースボール・リファレンス」による通算WARは93.5に達しており、これを上回る三塁手はマイク・シュミットとエディ・マシューズしかいない。有資格初年度での殿堂入りは間違いないだろう。

初登場組ではマウアーとアトリーの2人がどのような評価を受けるかも気になるところ。両者とも通算WARを見れば、殿堂入りに手が届きそうな数字(マウアーは55.2、アトリーは64.5)を残しているが、全盛期が短かったため、積算系のスタッツがやや物足りない(マウアーは通算2123安打、アトリーは通算1885安打)。投票権を持つ記者たちは、この両選手にどんな評価を与えるのだろうか。

今回がラストチャンスとなるのは、通算509本塁打のスラッガー、ゲーリー・シェフィールドだ。4度目の挑戦となった2018年度に得票率を11.1%まで落としたものの、それ以降は徐々に得票率を上げ、前回は55.0%を記録。しかし、ステロイド疑惑の影響もあるのか、思うように支持は広がっておらず、ラストチャンスで殿堂入りを果たすためには大幅なジャンプアップが必要になる。

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