マンチェスター・ダービーで宮澤ひなたvs長谷川唯の日本人対決が実現!4万3000人超の大観衆の中、2つのミスにつけ込んだシティがアウェイで逆転勝利【FAWSL】

マンチェスター・ダービーで対決が実現した宮澤ひなたと長谷川唯[写真:Getty Images]

“マンチェスター・ダービー”で日本人対決が実現した。
【動画】長谷川唯のハイプレスが逆転ゴールの起点に!

19日、FA女子スーパーリーグ(FAWSL)第7節でマンチェスター・ユナイテッドとマンチェスター・シティが対戦した。

ユナイテッドのホーム、オールド・トラッフォードで行われた試合はには、シティのなでしこジャパンMF長谷川唯がボランチの一角で先発出場。FW宮澤ひなたはベンチスタートとなった。

4万3615人という記録的な大観衆が集まった試合。立ち上がりから攻勢に出たのはシティだった。

サイド攻撃を中心にユナイテッドのゴールに迫るも、イングランド女子代表GKメアリー・アープスの好セーブなどもありゴールを奪えない。

すると先制したのはユナイテッド。イングランド女子代表DFアレックス・グリーンウッドのハンドでPKを獲得すると、これをイングランド女子女子代表MFケイティ・ゼレムがしっかりと蹴り込み先制する。

押し込みながらも先手を奪われたシティ。ユナイテッドは31分にもゲイセ・ダ・シルバ・フェレイラがネットを揺らすが、その前にラインを割っていたとされノーゴールに。シティは事なきを得ると、34分にやり返す。

左サイドを仕掛けたイングランド女子代表FWクロエ・ケリーが持ち出してグラウンダーのクロス。これをボックス内で受けたオランダ女子代表MFジル・ルートが蹴り込みシティが追いつく。

さらに35分にはユナイテッドのビルドアップを高い位置で奪うと、最後はイングランド女子代表FWローレン・ヘンプがボックス内右から技ありシュートを決めてシティが一気に逆転する。

前半をシティのリードで終えると、55分にもユナイテッドにミス。GKからのビルドアップを行うと、最終ラインからのバックパスが短くなり、猛然とジャマイカ女子代表FWカディジャ・ショーがプレス。GKアープスがボックス外に出てクリアしようとするが、これがショーに当たってそのまま無人のゴールへ。シティがミスにつけ込みリードを広げた。

シティはその後1人退場して10人に。逆襲したいユナイテッドは7分に宮澤を投入して日本人対決が実現。長谷川は83分に交代となったが、シティが逃げ切りに成功。宮澤は積極的にシュートを狙っていくシーンもあったが、1-3でシティが敵地で勝利を収めた。

シティはこれで勝ち点を13として3位に浮上。敗れたユナイテッドはシティに抜かれ、勝ち点12の4位に後退。首位はチェルシーが勝ち点19で快走している。

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