エヴァートンサポーター、次節の試合で勝ち点剥奪に対する大規模な抗議活動を計画

写真:エヴァートンはプレミアリーグの発足以降、降格経験がない

エヴァートンのサポーターが、プレミアリーグに対する抗議活動を行うために資金を集めているという。イギリス『デイリーミラー』電子版が伝えている。

エヴァートンは過去3シーズンの累積赤字が1億2450万ポンド(約231億4060万円)に上り、プレミアリーグが定めるファイナンシャル・フェアプレー規則に違反したとして勝ち点10ポイントが即時剥奪された。また、リーズやレスター、バーンリーといった過去3シーズンにプレミアリーグから2部に降格したクラブが訴訟を起こす可能性があり、その展開次第ではさらに9ポイントの減点が科される可能性があるとされている。

クラブのサポーターはこうした動きに反発し、すでにUEFA EURO 2024予選のイングランド代表 vs マルタ代表の試合に大挙して押し寄せ抗議活動を展開。11月20日に行われる北マケドニアとのアウェーゲームでも同様の行動をする予定だという。

さらに、サポーターグループ「The1878s Fan Group」は、5万ポンド(約930万円)を目標額に設定してクラウドファンディングを実施。その目的について次のように明記している。

「我々は、クラブの勝ち点を10ポイント減点するという、率直に言って不名誉でナンセンスな独立委員会の決定に対し、横断幕や旗で抗議する計画を立てている。集まった寄付金は、グディソン・パークの雰囲気を、可能な限り敵対的でエキサイティングなものにするために使われる。我々はこの事態を受け入れられない。プレミアリーグなんてクソくらえだ」

このクラウドファンディングで、日本時間11月20日13時の時点ですでに3万4911ポンド(約650万円)が集まっており、その額はさらに増える可能性がある。メッセージにある「グディソン・パークの雰囲気」とは、直近では今週末に行われるプレミアリーグ第13節マンチェスター・ユナイテッド戦を指す。ビッグクラブを迎える注目の一戦で、サポーターたちは横断幕や旗に加え、ビラなども作成して盛大な抗議活動を行うと見られている。

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