失業率、わずかに上昇し2・9%

特区政府統計処は11月16日、2023年8~10月の失業率(速報値)を2・9%と発表。前月発表(7~9月)より0・1ポイント上昇した。中でも製造業、輸出入貿易業、卸売り業界での失業率上昇が目立った。一方、不完全就業率は1・0%で前月発表と同じだった。就業者数は約6900人減って約371万3400人だった。今年年初から増加を続けてきた就業者数は今回初めて減少に転じた。労働人口は約5100人減って約382万9200人。失業者数は約1800人増えて約11万5800人となったが、低い水準を維持している。特区政府労工及福利局の孫玉●局長は今後の展望について、「インバウンド観光と地元消費は短期的には引き続き経済成長を下支えするだろう。困難な外部環境に起因するマイナスの影響が生じる可能性はあるものの、労働市場は今後数カ月間、引き締まった状態が続くと予想される」と述べた。【●=草かんむりに函】

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