運転記録装置の対象拡大を検討 国交省、自動車事故の原因究明で

国土交通省

 国土交通省は20日、自動車事故時のアクセル、ブレーキなど運転状況が分かる記録装置の搭載を、定員10人以上のバスや総重量3.5トン超のトラックに義務付ける方向で検討すると明らかにした。事故原因の究明に役立てるのが目的。乗用車や定員10人未満のバス、総重量3.5トン以下のトラックは既に22年7月以降に発売された新型車から義務化しており、対象を広げる。

 今月、記録装置の性能などについて国際的に合意したことを受けた。合意が発効する24年6月ごろまでに、方針を正式に決める。

 記録装置は「イベントデータレコーダー」と呼ばれる。データを分析し、安全装置の開発に生かすことも想定している。

© 一般社団法人共同通信社