山下リオ主演 記憶をモチーフにしたオムニバス映画 「記憶の居所」公開決定

山下リオ主演の中編映画「記憶の居所」が、2023年12月1日より飯田センゲキシネマズで先行上映、2024年2月から渋谷ユーロスペースで公開されることが決まった。

「記憶の居所」は、母娘の交流を描いた「味の話」、男女の夜の逃避行を描いた「香の話」、2人の女学生の関係をみずみずしく描き出した「音の話」の三編からなる、記憶をモチーフにしたオムニバス作品。

監督を務めるのは、「この日々が凪いだら」で長編映画監督デビューを果たした常間地裕。山下リオが主演し、共演には小久保寿人、磯西真貴、山本奈衣瑠、サトウヒロキ、山口森広が顔をそろえる。

山下リオと常間地裕監督のコメントも公開された。コメントは以下の通り。

【コメント】

■山下リオ
家族ってなんだろう。
到底答えられるはずもないその核心は今も形を持たず端々に散らばったままですが、この作品を通して、破片を拾い上げてゆく中、頭で考える以上に五感で感じてきた記憶が、それぞれの形や色、匂いを見せてくれたような体験ができたと思います。
世界中の人間には家族がいると思うし、家族がいたと思う。そしてまた家族を作っていくんだと思う。自分にしか分からないその形を、それぞれの魂で感じていただければいいなと思います。

■常間地裕(監督) コメント
誰かと歩いたことのある道を通れば、ふと当時の景色を思い出す。
あのとき聞いた音や、そこに漂っていた香り……もしかしたら触れた手の感触まで蘇ってくるかもしれない。(蘇ってこない、かもしれない。)
今まで忘れていたのに、不思議なものです。
私はそんな愛おしい “ 記憶 ” たちを描きたいと思いました。それらが日々の支えになっているような気がしたからです。あなたにとって本作が、そうなれたらと思います。そしていつの日か、この映画の記憶が、あなたと再び繋がることを願います。

【作品情報】
記憶の居所
2023年12月1日(金) 飯田センゲキシネマズ
2024年2月 渋谷ユーロスペース
配給:Filmssimo
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