「不適切な保育を起こしかねない」4割以上の保育士らが保育環境に不安を抱える

テレビ愛知

保育士の増員を求める団体が保育関係者へ行った不適切な保育に関するアンケートの結果、4割以上が「自らも不適切な保育を起こしかねない」と回答し、多くの保育関係者が現状に不安を抱えていることが分かりました。

このアンケートは2023年5月26日から11月5日まで実施され、愛知県内の1511人の保育関係者らが回答しました。このうち「いまの保育環境では、自らも不適切な保育を起こしかねない」と答えたのは44%。「わからない」と回答した人を合わせると、全体の7割程に上りました。

また「とにかく時間がない。ただこなすだけの保育になりがち」という意見や、「毎日事故やケガ、トラブルが起こらないようにするだけで精一杯」などの意見が寄せられたということです。

アンケートを公表した団体は、現状の基準では保育士が不足しているとして、自治体独自の配置基準を設けることなどを盛り込んだ要望書を県や市に提出し、保育環境の改善を訴えました。

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