リヴァプールに所属するエジプト代表FWモハメド・サラーが、2026年ワールドカップのアフリカ予選で危機一髪の状況を迎えたという。イギリス『デイリーミラー』電子版が伝えている。
サラーを擁するエジプト代表は現地時間11月20日、アウェーでシエラレオネ代表と対戦(開催地は隣国リベリアで、シエラレオネのホーム扱い)。シエラレオネが2人の退場者を出したこともあり、“トレゼゲ”ことFWマフムード・ハッサン(トラブゾンスポル)の2ゴールで2-0の勝利を収めた。
ホームチームに2枚のレッドカードが提示されるなど波乱に満ちた試合の雰囲気はスタンドにも波及し、終盤には会場の緊張感が頂点に。89分頃には複数のサポーターがピッチに乱入し、警備員が対応する場面が発生。乱入者の1人はサラーに向かって疾走し、衝突寸前の状況になったが、サラーのチームメートであるDFモハメド・アブエルモネムが乱入者をいなして事なきを得た。
そして試合後、サラーは迷彩服を着た軍の関係者や警備員にガードされながら、淡々とピッチを後にした。
『デイリーミラー』電子版によると、サラーがこのような事態に見舞われるのは今回が初めてではない。現在のサッカー界においてアフリカ最大のスターであるサラーは、何かにつけて注目を浴びることが多いようで、2021年11月のカタール・ワールドカップ予選のアンゴラ戦では3人のピッチ乱入者のターゲットになった。
また、同じ頃にリヴァプールの一員として出場していたサウサンプトン戦の試合後には、彼の写真を撮影しようと試みた乱入者と対峙する場面もあった。
今回は警備員やチームメートに守られて無事だったが、大惨事が発生していてもおかしくない状況だった。