バルセロナ、ガビ長期離脱によってFIFAから高額補償金受け取りへ

強行起用で長期離脱となったガビ[写真:Getty Images]

バルセロナは、スペイン代表MFガビの長期離脱を受け、国際サッカー連盟(FIFA)から高額の補償金を受け取ることになるようだ。スペイン『ムンド・デポルティボ』が報じている。
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ガビは、19日に行われたユーロ2024予選グループA最終節のジョージア代表戦に出場した際に右ヒザを負傷。すぐさまバルセロナに帰還し精密検査を受けた結果、右ヒザ前十字じん帯断裂および外側半月板損傷の重傷であることが判明した。

今回のケガによって同選手は最低6カ月、状態次第では8~9カ月の戦線離脱が見込まれている。

スペインはすでにユーロ本大会行きを決定し、消化試合扱いだった同試合での強行起用に対して、バルセロナは憤りを示しているとの報道もなされている。

そういったなか、ブラウグラナの地元紙によると、クラブは今回のガビの長期離脱によってFIFAから高額の補償金を受け取ることになるようだ。

FIFAクラブ保護プログラムの規定ではFIFA主催試合において選手が負傷した場合、28日間の活動休止から1選手に対して、最大750万ユーロ(約12億1000万円)の補償金が支払われる。

また、この規定では支払いの最長期間は365日、1日あたりでは最大2万548ユーロ(約330万円)と決まっており、各選手の所属クラブで受け取っている固定給与に応じて支給される。

ガビのケースでは12月16日から補償金の支払いが開始されるが、6カ月離脱の場合は308万2200ユーロ(約5億円)、8カ月の場合は431万5080ユーロ(約7億円)を受け取ることになるようだ。

これはガビのサラリー負担軽減に繋がるが、今後の過密日程における主力の離脱ということを考えれば、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督やスペインサッカー連盟に対するクラブの怒りがおさまる可能性は低そうだ。

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