【MLB】 元エンゼルスのロペスがブレーブスと3年契約 先発としての起用も

写真:ブレーブスに加入するロペス

日本時間21日未明、ブレーブスは救援右腕レイナルド・ロペスと3年契約で合意したと、球団公式X(旧Twitter)で明らかにした。

ブレーブスの発表によれば、契約総額は3年で3000万ドル。2024年は400万ドル、2025年と2026年は1100万ドル、2027年には700万ドルの球団オプションが付き、それを破棄した際のバイアウト400万ドルを加えて、最低でも3000万ドルが保証される契約となっている。

ブレーブスはテンダー期限を前に大規模なコスト・人員削減に動き、40人枠に10枠の空きと約1400万ドルの削減に成功していた。そのためFA市場で活発に動くことが予期されていたが、ロペス獲得はその狼煙となるかもしれない。

ロペスは平均158キロの剛速球が持ち味の救援右腕。今シーズンはシーズン途中にホワイトソックスからルーカス・ジオリトと共にエンゼルスに加入したことで、日本でもおなじみの存在かもしれない。

エンゼルスでは13試合の登板で防御率2.77と活躍していたが、エンゼルスにプレーオフ進出の望みがなくなると、エンゼルスはロペスをウェーバーにかけた。ウェーバー経由でガーディアンズに移籍すると、そこでも11登板をこなし、結局今シーズンは3球団で68登板し、防御率3.27という成績だった。

ブレーブスはオフ早々にピアース・ジョンソン、ジョー・ヒメネスの両救援右腕と契約を延長し、さらにホワイトソックスからトレードでアーロン・バマーを獲得していた。ベテランで固めていたブルペンにさらにロペスという武器が加わることになり、層は一弾と分厚くなった。

さらに、これは補強ポイントと言われていた先発ローテの保険ともなり得るかもしれない。元はジオリトと共に期待された有望株だったロペスは、2022年の完全転向までは先発を務めていた。

地元紙『アトランタ・ジャーナル・コンスティチューション』のジャスティン・トスカーノによれば、ブレーブスのローテーションの選択肢を増やすため、ロペスはこの冬は先発として調整し、スプリングトレーニングでも複数イニングの調整を行うという。

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