若手ミュージシャンに 「キッス」引き継ぎはOK!「若い人に王冠を渡すことの何がいけない?」ジーン語る

ジーン・シモンズ(74)が、新たなミュージシャンで構成された「キッス」を見てみたい思いを明かした。12月2日にニューヨークのマディソン・スクウェア・ガーデンで、キッスは最後のツアー「ジ・エンド・オブ・ザ・ロード」のフィナーレを迎える。しかし、ジーンは若いタレントにバンド名「KISS」を引き継がせることもやぶさかでないという。

ジーンはローリング・ストーン誌に語った。「トップにいる間にいなくなりたいものさ」「覚えておいてくれ。俺らが自分たちを紹介する時はこうさ。『お前たちは最高を求めた。最高を得た。地球上で最高にホットでいかれたバンド、キッス』って。この言葉が本当じゃなかった頃もある。俺がハイパワー式の車椅子に乗りホットな看護師に押してもらった頃とかはな」

そして、他のミュージシャンがバンドを継続することを許可するのかと聞かれ、「そのアイデアに俺はオープンだよ。バトンを渡すこと、相応の4人の新しく若い人々に王冠を渡すことの何がいけない?」

そんな同バンドは最後のツアー以外にも来年に伝記映画がネットフリックスで公開予定となっており、2021年にその計画が始まったという同作は、バンド結成からの4年間を追うものになるという。

キッスは、1973年にポール・スタンレー(ボーカル&ギター)、ジーン(ベース&ボーカル)、エース・フレーリー(リードギター&ボーカル)、ピーター・クリス(ドラム&ボーカル)の4人によりニューヨークで結成された。マネージャーのドック・マギーは、ポッドキャスト番組『ザ・ロック・エクスペリエンス・ウィズ・マイク・ブラン』にこう明かしていた。「キッスの最初の4年間についての伝記さ。ちょうど始まったところで、すでに買い手は決まっている。準備は整ったよ。監督はマギー(エンターテイメント)だ。今進行中で2024年に出る予定だ」

一方ネットフリックスは、『シャウト・イット・アウト・ラウド』というタイトルとなる同作の契約をすべて結んだと報じられていた。またデッドラインは当時、この映画はジーンとポールがニューヨークのクイーンズで出会い、エースとピーターとバンドを結成するというストーリーに焦点を当てたものになると伝えていた。

キッスは1973年に結成されて以来、世界中で7500万枚以上のセールスを記録。創立メンバーは2014年にロックの殿堂入りを果たしており、現メンバーはジーン、ポール、エリック・シンガー、トミー・セイヤ―となっている。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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