赤く色づくコキア見頃 伊万里市川内野地区に1300本

赤く色づくコキアを見に来てと呼びかける相木ギタウ菜月さん(左)と幸松伝司さん=伊万里市東山代町川内野

 伊万里市東山代町の山あいにある川内野地区で、丸い形の一年草「コキア」が紅葉を迎えている。広さ約千平方メートルの休耕田に1300本の苗が植えられ、11月末まで見頃という。

 コキアは「ホウキグサ」とも呼ばれ、ふわりとした感じの愛らしい姿が人気。川内野地区では新たな名所にしようと2年前から栽培を始め、毎年春に住民グループと佐賀大の学生が協力して苗を植えている。夏までは緑色で、10月末から赤く色づいてきた。

 場所は「夢耕房たきの」の隣。近くでは、夜になるとイノシシよけの柵を利用したイルミネーションがともされる。地域おこし協力隊の相木ギタウ菜月さん(23)は「真っ赤に染まったコキアは写真映えもして、県外からも見に来てくれます」と話す。(青木宏文)

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