予想落札価格は約15億円!? メッシがカタールW杯で着用したユニフォームがオークションに出品

写真:メッシのユニフォームには果たしていくらの値が付くか…… ©Getty Images

アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)がカタール・ワールドカップで着用したユニフォームのうち6枚が、オークションに出品されることになったようだ。

メッシがキャプテンを務めたアルゼンチン代表は、昨冬のカタールW杯で粘り強く勝ち上がり、決勝ではフランス代表をPK戦の末に破って優勝を飾った。

今回、ニューヨークのオークション会社『サザビーズ』が主催するオークションには、同大会でメッシが着用したユニフォームの6枚セットが出品され、それにはフランスとの決勝で着用したユニフォームも含まれている。また、『サザビーズ』の公式サイトによると、他の5枚は準決勝、準々決勝、ラウンド16、グループステージの2試合で着用したものだという。

イギリス『BBC』電子版によると、このユニフォーム6点セットは800万ポンド(約14億8190万円)以上の値が付くと予想されているという。ちなみに、試合で着用されたフットボールシャツの最高額は、2022年に落札されたディエゴ・マラドーナ氏のアルゼンチン代表ユニフォームで、落札額は710万ポンド(約13億1600万円)。これは1986年メキシコ・ワールドカップでマラドーナ氏が“神の手”と“5人抜き”を決めたイングランド戦で実際に着用していたものだという。

『サザビーズ』の現代収集品部門で責任者を務めるブラーム・ワハター氏は、メッシのユニフォーム6着セットの出品は「オークションの歴史で記念碑的な出来事になる」と語り、このように続けた。

「2022年のW杯はスポーツ史上最大のイベントの一つで、世界最高のプレーヤーであるメッシの勇敢な旅路と密接に結びつくものだった。このような貴重なコレクターズアイテムを一般公開し、展示できるのは『サザビーズ』にとって名誉なことだ」

メッシのユニフォームは11月30日から12月14日までの日程で入札が行われ、その間は『サザビーズ』のニューヨーク本社で無料公開展示される予定だという。

また、『サザビーズ』によると、オークションによる収益の一部はメッシが運営する『レオ・メッシ財団』を通じてサン・ジョアン・デ・デウ・バルセロナ小児病院が主導する「ウニカス・プロジェクト」に寄付され、希少疾患に苦しむ子どもたちのために役立てられる予定だという。

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