テイラー・スウィフト、「Bigger Than the Whole Sky」をライブ初披露

現地時間2023年11月19日、テイラー・スウィフトがアルバム『ミッドナイツ』から哀愁漂うボーナス・トラック「Bigger Than the Whole Sky」をライブ初披露し、2日前の夜にブラジル・リオデジャネイロにて行われた【The Eras Tour】に参加した後に亡くなったファンに敬意を表したようだ。

33歳のスウィフトは、コンサートのアコースティック・セクションでアルバム『レピュテーション』から「Dancing With Our Hands Tied」をギターで弾き語りしてからピアノに向かった。彼女が感情的になっているのは明らかで、悲痛な「Bigger Than the Whole Sky」の最初の歌詞を口ずさむと、エスタディオ・オリンピコ・ニルトン・サントスの観客席のファンたちは、彼女の心情を理解したように歓声を上げた。

スウィフトが、サプライズ・ソングなどで「Bigger Than the Whole Sky」を披露するのは初めてで、これはスウィフトが金曜日にリオデジャネイロ公演に参加した後に23歳のアナ・クララ・ベネヴィデス・マチャドさんが亡くなった2日後の夜だった。主催者であるTime4Funのインスタグラム投稿によると、救急隊員がマチャドさんを救急センターに運び、その後病院に搬送したが、1時間後に死亡したという。翌日土曜日の公演は月曜日に延期された。

スウィフトは、マチャドさんの死についてステージで話すことはできないとファンに伝えていた。「このことについて話そうとすると悲しみに圧倒されてしまいそうになるので、ステージからこの件について話すことができません」と彼女は当時インスタグラム・ストーリーに綴っていた。「彼女はとても美しく、あまりにも若かったという事実以外、私の元にはほとんど情報がありません」と彼女は続けていた。

スウィフトは、「今、彼女の喪失を本当に気の毒に思うと共に彼女の家族と友人にお悔やみ申し上げます。このツアーをブラジルで開催すると決めた時、このようなことが起こるとは思ってもみませんでした」と付け加えていた。

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