反対派団体「車の邪魔、路線バスからの乗り換えで不便」 LRT駅西延伸撤回求め、宇都宮市議会に陳情書提出

馬上議長(右)に陳情書を手渡す反対団体のメンバー

 【宇都宮】市民団体「宇都宮市のLRTに反対し公共交通を考える会」(上田憲一(うえだけんいち)代表)は21日、次世代型路面電車(LRT)のJR宇都宮駅西側への延伸撤回を求める陳情書を馬上剛(うまがみごう)市議会議長に提出した。

 陳情書は「西側延伸は車の邪魔になるのはもちろん、路線バスからの乗り換えで不便になる。中心部の道路交通、路線バスの経営が破綻する」と指摘。8月開業の同駅東側の現状については「鉄道ファンや一過性の乗客の利用」との見方を示した。

 馬上議長は「所管の常任委員会で審査するなど粛々と手続きを進める」と応じた。

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