病院PR用に発注したエコバッグを現役看護師に配る 看護部長が労いの気持ちで判断 約18万円を弁償へ

愛知県の西尾市民病院で、新たに看護師を募集する際に病院をPRするために配る目的で発注したエコバッグを、すでに働いている看護師に配っていたことがわかり、11月21日、病院が謝罪しました。

西尾市民病院によりますと、来年2月に開く看護師募集のための就職説明会で、訪れた人に配るための病院のPR用のエコバッグを500個発注し、11月15日に業者から受け取りました。

しかし翌16日に、59歳の看護部長の女性の判断で、病院で働いている看護師287人に配ったということです。

エコバックは22センチ四方で、西尾市民病院の名前が英字で印刷されています。

西尾市民病院によりますと、看護部長はエコバックの数に余裕があることを把握していて、これまでのコロナ禍の労いの気持ちから看護師に配ったということです。

また、院長や事務局長らは、看護部長が配った事実を把握しておらず、西尾市に寄せられた匿名のメールで発覚しました。

西尾市民病院によりますと、看護部長は「私の認識不足でこのようなことになり、申し訳ない」などと話しているいうことで、エコバッグ500個分の製作費、17万9960円を、自己負担で弁償するということです。

西尾市民病院は看護部長の処分を検討していて、担当者は「今後はグッズの管理を徹底し、信頼回復に努めたい」と話しています。

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