時代に合わせて新たな「いじめ対策」を 岡山県の大学やPTAの関係者らが協議

岡山県の大学やPTAの関係者がいじめ問題の対策を話し合いました。時代に合わせた新しい対策も求められています。

(岡山県教育庁/田中秀和 教育次長)
「いじめを見逃しゼロを目指して、いじめを積極的に認知し、確実な解消を組織的に、また皆さんご協力の上、取り組みを徹底していきたい」

岡山県のいじめ問題対策連絡協議会には、大学やPTA、警察など14機関の役員や職員らが出席しました。

岡山県の小・中・高校、特別支援学校で2022年に認知されたいじめの件数は、過去最多の6723件でした。

21日の協議会で、高校3年生の娘を持つ委員は「いじめ」の背景について、「コロナ禍で人間関係が希薄になっている」と指摘しました。

また、ほかの委員は、SNSのライブ配信をきっかけに中学生が不登校になったケースがあるとして、新しいいじめへの対策が必要だと訴えました。

県は、教職員を対象とした研修などで委員からの意見を共有し、いじめの対策へつなげたいとしています。

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