離島の電話交換所が被災した想定で通信回復訓練 NTT西日本と坂出海保が連携 香川

NTT西日本と坂出海上保安署が連携し、島で災害が起こった場合の通信の回復訓練が21日、行われました。

訓練は、大雨による土砂災害で香川県丸亀市本島にある電話交換所が被災したという想定です。

NTT西日本の社員らは、1台で島全域の通信を復旧できる小型の簡易電話交換所など、あわせて200kgある機材を巡視艇に積み、運びました。

島の電話交換所が被災した場合、島内からの固定電話やインターネットがつながらず、警察や消防の災害対応に遅れが生じる場合があります。

NTT西日本は、災害時には通常の定期船などが出港できない場合もあるため、海上保安署と連携することで迅速な島の通信復旧につなげたいとしています。

(NTT西日本香川支店/徳永久雄 支店長)
「災害が起きたときに、特に離島においては、人命救助とか、本当に連絡が必要なときに連絡手段がなくなるので、とにかく通信回線の復旧っていうことを第一優先に動いていきたい」

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