東京円上昇、一時147円25銭 2カ月ぶり水準

 21日の東京外国為替市場の円相場は、対ドルで大きく上昇し、一時1ドル=147円25銭を付けた。9月14日以来、約2カ月ぶりの円高水準。米国の物価高鈍化で連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ局面が終了したとの見方から、ドルを売って円を買う動きが強まった。

 午後5時現在は前日比1円41銭円高ドル安の1ドル=147円50~53銭。ユーロは99銭円高ユーロ安の1ユーロ=161円57~61銭。

 FRBの利上げ打ち止め観測を背景に、日米の金利差縮小を見込んだ円買いに加え、これまでの利上げで米国経済が減速することを警戒したドル売りも見られた。

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