「山口組と神戸山口組の抗争継続中」 京都市で暴力・違法銃器追放大会

暴力団や違法銃器の追放を宣言した府民大会(21日、京都市南区・京都テルサ)

 暴力団や違法銃器による犯罪の撲滅を目指す「みんなの力で暴力・違法銃器追放京都府民大会」が21日、京都テルサ(京都市南区)で開かれた。特殊詐欺が暴力団の資金源となった事例や銃器の作り方がインターネットで公開される危険性などを共有し、安全な地域づくりを誓った。

 企業や地域で暴力追放に取り組む関係者約500人が参加した。府警の白井利明本部長が「(特定抗争指定暴力団の)山口組と神戸山口組の抗争は継続中で、資金源も多様化、巧妙化している。取り締まりを進める」と述べた。

 東京・歌舞伎町のホテル支配人として暴力団排除に尽力した三輪康子さんが講演し、粘り強い説得で組員の出入りをやめさせた経験を語った。大会は府暴力追放運動推進センターや府銃器対策推進本部などが主催した。

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