マンションで見つかった遺体は42歳男性 何者かがクローゼットに隠したか 警察は死体遺棄事件と断定

名古屋市中区のマンションの一室で遺体が見つかった事件で、遺体はこの部屋に住んでいた42歳の男性であることがわかりました。

警察は死体遺棄事件として断定し、捜査本部を設置しました。

警察によりますと11月20日、愛知県外に住む女性から「弟と長期間、連絡が取れない」などと安否確認の依頼がありました。

女性の弟は中区新栄の職業不詳、阿部光一(あべ こういち)さん(42)で、警察が21日午後3時半すぎ、阿部さんが住むマンションの9階の一室に立ち入ったところ、クローゼットの中から腐敗した男性の遺体を発見。

その後、遺体は阿部さんと確認されました。

クローゼットの扉が閉められていたことなどから、警察は何者かが阿部さんの遺体を隠したとみて死体遺棄事件と断定し、捜査員111人態勢の捜査本部を設置しました。

阿部さんは1人暮らしだったとみられ、警察が駆け付けた際、部屋のドアは目張りがしてあり、玄関はカギがかかっていたということです。

遺体には目立った外傷はないということですが、警察は、阿部さんが何者かに殺害された可能性もあるとみて、22日に司法解剖をするということです。

© CBCテレビ