山口組淡海一家ナンバー2、他人に成り済ましカード使用疑いで逮捕

滋賀県警本部

 滋賀県警組織犯罪対策課と草津署は21日、犯罪収益移転防止法違反の疑いで、守山市古高町、指定暴力団6代目山口組淡海一家ナンバー2の若頭の男(62)を逮捕した。

 逮捕容疑は2021年8月24~31日と昨年4月27日~5月9日、他人に成り済まして使う目的で、知人の自営業男性(55)から銀行のキャッシュカード1枚を受け取った疑い。県警は認否を明らかにしていない。

 同課によると、男は受け取ったカードを使い、県内外のコンビニのATMで3回にわたり計80万9千円を引き出していた。淡海一家による山口組への上納金を県警が捜査する過程で、男性の口座から不審な出金が見つかり、男の関与が判明したという。

 県警は、この現金が上納金に使われた可能性があるとみて捜査する。

© 株式会社京都新聞社