1日券400円値上げ 立山山麓スキー場

リフトを取り付ける作業員=富山市の立山山麓スキー場極楽坂エリア

  ●リフト取り付け

 富山市の立山山麓スキー場で21日、今シーズンのオープンに向け、リフトの座席をケーブルに取り付ける作業が進められた。電気料金や人件費、燃料費高騰の影響を受け、昨シーズンに続いて今年も料金を値上げする。リフト1日券は大人を400円引き上げて4600円とする。

 7基あるリフトのうち、極楽坂エリアにある4人乗りのリフトで、作業員が82台を取り付けた。同スキー場での取り付け作業は23日まで行われる。

 スキー場を運営する大山観光開発(富山市)によると、これまでに降雪があり、ゲレンデの上部にはわずかに雪が残っているという。オープンは12月16日で、来年3月17日までの営業を予定している。

 昨シーズンの来場者は約11万5千人で、今シーズンは約5千人増の12万人の来場を見込む。1回券は100円値上げして400円となる。値上げに対して、サービスを向上させたり、営業日数を昨シーズンよりも10日間多くしたりして、昨シーズンを上回る来場を期待する。谷村豊彦社長は「ゲレンデが広いので、思い思いの滑りを楽しむことができる。早く雪が降り、たくさんの人に来場してほしい」と話した。

  ●南砺・アローザはナイター券500円上げ

 イオックス・アローザ(南砺市)は、大人のナイター券(午後5時半~9時半)を500円引き上げて3500円とする。日中のリフトの1日券(大人、4500円)は値上げしない。ただ、平日の開業時間を昨年まで午前8時だったのを午前8時半に30分間遅らせる。光熱費など経費を抑えるのが目的。

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