頑張り過ぎない“温活” グルメや運動・グッズで冬を健康に 低体温は免疫力低下や体の不調を引き起こす可能性も

低体温は、免疫力の低下につながり、体の不調を引き起こす可能性があると言われています。

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寒い冬を健康に過ごすためにも「温活」は、重要なキーワードです。

手軽に始められる温活もご紹介します。

<井手春希アナウンサー>
「あつあつの鍋が恋しくなる季節になりました。温かい。ちょっとピリ辛ですけど、見た目よりもそんなに辛くないです」

静岡市葵区にある「四川料理・火鍋躍飛」です。

10種類以上の薬膳が入ったマーラースープと、コラーゲンたっぷりのスープを一緒に楽しめる火鍋が名物のこちらのお店。

先週から寒さが本格化する中、温かい料理を求める客が殺到し、火鍋の注文が急増しているといいます。

<四川料理・火鍋躍飛 小澤耀東代表>
「鍋の予約がいきなり入ってきてカップルや若い女性など。それが驚きですね。寒くなったというのもあると思いますけど、やはり寒くなると鍋を食べたいという衝動ですね」

ホットなものを食べるなどして体を温めて体調の改善を目指す「温活」。

調査会社のデータによると、9割近い人が身体を温める行動をとっていて、ほとんどの人が何かしらの「温活」をしていることが分かります。

温活は普段から継続して行うもの。家庭でもできる温活の方法を専門家に聞きました。

<温活士ウーマン・ラボ 有賀久美代表>
Q.目の前にダシの香りがするお味噌汁がありますが?
「きょうはしょうがを普段のお味噌汁にプラスして取って頂くことで温活して頂きたいと思う」

まずは温活グルメ。

すりおろした冷凍したショウガを味噌汁に入れるだけで完成です。

ショウガに含まれている成分には、発汗作用や血流促進効果があるとされていて、温活にはぴったりの食材です。

<井手春希アナウンサー>
「ショウガのいい香りがします。頂きます。ショウガの風味が良いですね。ポカポカしてきました。即効性があるんですね。これは取り入れやすくていいですね」

<温活アドバイザーウーマン・ラボ 水野実華子さん>
「このボールを使って体をほぐしていきたいと思います。親指からかかと、人差し指からかかと、コロコロとなるべく押しつぶすようなイメージでゆっくりと動かしてください」

<井手春希アナウンサー>
「先生、かなり痛いです」

心臓から遠く、血流が滞りやすい足の裏をほぐすことによって、素早く体を温める効果が期待されるといいます。

<温活士ウーマン・ラボ 有賀久美代表>
「続けるコツは頑張りすぎないこと。小さなところから一歩始めてもらうことが続くんじゃないかと思っている」

一方、温活グッズ市場にも変化があるようです。

<ハンズ静岡店 和田聖子さん>
Q.今年のトレンドはありますか?
「今年のトレンドは、電気代の高騰などもあるので、節電で温かく使っていただけるものが、すごく人気になっている」

従来の売れ筋だった家電型のグッズではなく、防寒着など、そもそも電気を使わないグッズの売れ行きが好調だといいます。

発熱素材を使用した靴下は、2022年の同時期に比べ、売上げが約2倍に。

さらに、充電式で繰り返し使える「エコカイロ」など、環境に配慮した商品も発売されていて、「節電」や「エコ」といった時代にあった商品が人気を集めています。

これから迎える冬本番を前に、身近なところから「温活」を始めてみてはいかがでしょうか。

温活士として活動する有賀さんによりますと、そのほかの手軽に取り組める温活として
▼毎朝コップ1杯の白湯を飲むこと
▼玉ネギやニンニク、ネギなどといった、血行促進効果のある食材を意識して料理に取り入れること

こうしたことも、効果が期待できる方法だということです。

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