親イラン組織戦闘員を米軍が殺害 イラク駐留基地で反撃

 【ワシントン共同】米国防総省のシン副報道官は21日、イラクで米軍が駐留する基地が親イラン組織から短距離弾道ミサイル攻撃を受け、米軍が反撃して同組織の複数の戦闘員を殺害したと発表した。シン氏によると、10月17日以降に増加したイラクやシリアの駐留米軍に対する親イラン組織によるとみられる攻撃で、弾道ミサイルが使われたのは初めて。

 これまでは無人機やロケット弾による攻撃が多かった。米軍は破壊力がより大きい武器が使われたことへの警戒を強めている。基地では複数が軽傷を負い、施設が被害を受けた。米軍が反撃で殺害した人数は不明。

© 一般社団法人共同通信社