イスラエル、破壊された集落公開 避難住民「必ず戻る」

イスラム組織ハマスによる奇襲攻撃で全焼した家屋=17日、イスラエル南部ネティブハアサラ(共同)

 【ネティブハアサラ共同】イスラエル軍は17日、イスラム組織ハマスによる10月7日の奇襲攻撃で大きな被害のあったイスラエル南部の集落ネティブハアサラを報道陣に公開した。全焼して金属の骨組みだけ残った家屋や車両など、攻撃による破壊の跡が残っていた。

 現在はイスラエル中部ラマトガンに避難する農業ヒラ・フェンロンさん(46)は報道陣と共にネティブハアサラを訪問。「テロリスト(ハマス戦闘員)がたまたま私の家には入らなかったから助かった」と振り返り、「ハマスが掃討されたら、必ずここに戻る」と語った。

 軍によると、ネティブハアサラでは約900人が暮らしており、奇襲で20人が犠牲になった。

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