イスラエル、病院攻撃継続 難民キャンプも、数十人死亡

イスラエル軍が21日公開した、パレスチナ自治区ガザのシファ病院の地下にあったとするトンネルの写真(軍提供、ロイター=共同)

 【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザに地上侵攻するイスラエル軍は21日、ガザ北部で病院や難民キャンプへの攻撃を続けた。パレスチナ通信によると、数十人が死亡した。国境なき医師団(MSF)は北部ジャバリヤのアルアウダ病院で医師3人が死亡したと発表。「医療機関やスタッフ、患者への攻撃を最も強い言葉で非難する」とし、即時停戦を訴えた。

 軍は同日、地区最大の医療機関シファ病院の地下にあったとするトンネルの写真を公開した。「(トンネル内部の)爆発に耐えるドアを破壊した」とするが、詳細な説明はしていない。病院地下にイスラム組織ハマスの司令部があると主張し、15日以降捜索を続けている。

21日、イスラエル軍の攻撃を受け、ガザ地区北部ベイトハヌーンから立ち上る煙(ゲッティ=共同)

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