暫定目標値の9万倍も…浄水場水質問題で上流で発見の活性炭から高濃度の有機フッ素化合物 岡山・吉備中央町

岡山県吉備中央町の円城浄水場から国の目標値を大幅に超える有機フッ素化合物が検出された問題。浄水場の水源となっていたダムの上流部で見つかった使用済みの活性炭から目標値の9万倍の値が検出されたことが分かりました。

(岡山県 循環型社会推進課/堂本竜也 課長)
「極めて高い値が検出されたため、排出源の可能性が極めて高いと考えています」

見つかった大型容器

使用済みの活性炭は円城浄水場の水源だった河平ダムの上流にある資材置き場で見つかりました。

この場所では10月30日、岡山県が活性炭の入った大型の袋を大量に発見し中身を順次検査していました。

その中で、袋に入っておらず野ざらしで積まれていた活性炭から目標値の9万倍の値が検出されたということです。

岡山県はこの場所が発生源となった可能性が高いとしながらも、現時点で断定はできないとして、土壌を調査しているということです。

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