厚生労働省と中央職業能力開発協会は21日、愛知県で開かれた第61回技能五輪全国大会の結果を発表し、家具職種に出場した天童木工（天童市）の石橋葵（あおば）さん（22）が3年連続で最高賞の金賞に輝いた。県によると、石橋さんは大会史上初の3連覇を果たした。本県からは他に3人が銀賞、1人が銅賞、3人が敢闘賞をそれぞれ獲得した。
技能五輪は原則23歳以下の青年技能者が出場し、17～21日（主会期）に、愛知県常滑市の同県国際展示場を主会場に開催された。家具職種には27人がエントリーし、2日間計11時間の競技時間の中で、課題図面を基に木製家具を作る正確さや速さを競った。
技能五輪は41職種に全国から1010人がエントリー。本県からは15職種に28人が出場した。本県の他の入賞者は次の通り。
◇銀賞▽精密機器組み立て＝渡部大翔（東北エプソン）▽日本料理＝本田朱々（旅館古窯）高山未緒（鶴岡市立加茂水族館レストラン沖海月）
◇銅賞▽建築大工＝正野広一（ウンノハウス）
◇敢闘賞▽建築大工＝新関将（大沼建築）▽洋裁＝国谷茉央（専門学校山形V.カレッジ）▽レストランサービス＝横山美咲（スペシャルデイ・インク）
