全日本マーチングコンテスト 小浜中が2年連続「金賞」 活水中・高は「銀賞」

20年連続で出場し、金賞を受賞した雲仙市立小浜中吹奏楽部=同校

 第36回全日本マーチングコンテスト(全日本吹奏楽連盟など主催)が19日、大阪市内であり、中学校の部で長崎県雲仙市立小浜中が2年連続14回目の金賞に輝いた。高校以上の部に出場した長崎市の活水中・高吹奏楽部は銀賞を受賞した。
 20年連続で出場した小浜中は、参加校のうち最少の18人で臨んだ。「ミッキーマウス・マーチ」などディズニーの5曲を息の合った演奏とステップで披露。本多詩季部長(15)=3年=は「技術力を高め、そろうまで何度も練習した。やれることは全てやったから自信があった」と語った。
 マーチングリーダーの福田茉侑さん(15)=同=と郷農桃子さん(15)=同=は「つらいときこそ皆で乗り切った。最高の仲間」「部訓『笑顔が一番』を大切にした」と喜んだ。森下晃英音楽監督は「積み上げた団結力、協調性が全国大会で花開いた」と話した。
 活水は「海を越える握手」など4曲を部員54人が披露。マーチングリーダーの杉野鈴さん(18)=高校3年=は「(2年連続)金賞を目標にしていたが、音楽面でも演技の面でも力を出し切ったので悔いはない」と述べた。
 同コンテストは、中学校と高校以上の両部にそれぞれ全国11支部の代表25校が出場。中学校11校、高校9校が金賞を受賞した。

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