きょう（水）午後も晴れる地域が多く、全国的に気温が平年を上回る見込み。あす（木・祝）はさらに気温が上がり、時季外れの暖かさとなる所もありそうだ。ただ、日本海側は天気が下り坂で、雨の降り出しと共に気温が下がる見通し。その後、25日（土）にかけては太平洋側でも一気に風が冷たくなる予想だ。この先は、気温変化が大きくなるので注意が必要となる。

23日（木・祝）気温高い

　きょう（水）午後は暖かな地域が多いが、あす（木・祝）はさらに気温が高くなる見通し。

＜23日（木・祝）の予想最高気温（沖縄を除く）＞
　24℃　宮崎など
　23℃　鹿児島など
　22℃　東京、さいたま、静岡、高知、福岡など
　21℃　福島、水戸、千葉、金沢、松山、長崎など

　札幌は18℃予想だが、平年より11℃高く10月上旬並みで、いかに時季外れの高温かがうかがえる。ただ、北海道は午後から日本海側を中心に雨や雷雨となり、次第に気温が下がってきそうだ。東北の日本海側も夕方以降は雨や雷雨で、夜以降は局地的に激しく降るおそれがある。西日本の日本海側も夕方以降は一時的に雨雲がかかり、北陸は遅い時間ほど雨が降りやすい見込み。

24日（金）気温降下

　24日（金）は冬型の気圧配置が強まり、冷たい空気が流れ込む見通し。日本海側は次々と雨雲が押し寄せる天気で、気温が大幅に下がる点にも注意が必要だ。暖かさに慣れている状態で、冷たい強風にも晒されるため、身体に負担がかかるかもしれない。東京都心は昼ごろまでは20℃前後と暖かいものの、午後は北風が強まり寒くなる見通し。帰りが遅くなる場合は、防寒に役立つ服や小物を準備しておきたい。

週末の天気

　25日（土）は、北日本を中心に寒い状態が続く見通し。北海道は最高気温が0℃未満の冬日の所が多く、北陸でも昼間の気温が7℃前後と、場所によっては真冬並みの寒さとなりそうだ。北陸の山沿いや中国山地は、積雪により路面状態が悪くなることも予想される。晴れる太平洋側でも、乾燥した冷たい風の吹き抜ける地域が多そうだ。

　26日（日）の朝は全国的に冷え込むが、昼間は日本海側で気温が上がり始める見込み。週明けは気温が高くなる地域が多くなるものの、来週なかばには再び寒気が流れ込み、北日本を中心に気温が下がる見通し。全国的に来週にかけても気温の上下動が激しいので、引き続き体調管理に注意が必要だ。

（気象予報士・高橋和也）