１年前のオフはおとなしめの動きに終始し、「大谷翔平の争奪戦に備えているのではないか」と言われていたドジャース。今オフ、エンゼルスからＦＡとなった大谷の獲得を狙っていることは間違いないが、どうやらドジャースが獲得を目指すターゲットは大谷だけではないようだ。「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、ドジャースは今オフのＦＡ市場における「トップ２」と言われる大谷と山本由伸のダブル獲得を実現させる可能性があるという。
ヘイマン記者は「ドジャースは山本が大好きだ。彼のことをとても気に入っている。『山本と大谷の両方と契約できるかもしれない』と本気で考えているチームだ」とリポート。各メディアが予想しているＦＡ選手の契約規模を考えると、大谷には５億ドル、山本には２億ドル以上の契約が必要とみられ、ダブル獲得のためには総額７億ドル以上が必要となるが、大都市ロサンゼルスを本拠地とするメジャートップの人気球団であるドジャースなら、それを実現しても決して不思議ではない。
MLB公式サイトは「もし大谷と山本がともにドジャースに加入した場合、この２人の日本人スター選手が一緒にプレーするのは初めてではない。彼らは2023年のワールド・ベースボール・クラシックで日本代表としてともにプレーし、侍ジャパンの優勝に貢献した」と紹介。果たして、メジャーの舞台でも大谷と山本は同じユニフォームを着てプレーすることになるのだろうか。
なお、ヘイマン記者によると、ドジャースはアーロン・ノラがフィリーズと再契約を結ぶ前、ノラの動向をチェックしていたという。先発投手の補強が急務というチーム事情もあり、ＦＡ市場のブレイク・スネルやトレード市場のディラン・シース（ホワイトソックス）にも興味を示しているようだ。また、ブリュワーズのコービン・バーンズとウィリー・アダメスを２人まとめてトレードで獲得する可能性も報じられている。１年前のオフとは対照的に、ドジャースがド派手な補強を展開することだけは間違いなさそうだ。
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