リンゴ・スター、全米TOP10入りしたザ・ビートルズ「Now and Then」を語る

今月初めにザ・ビートルズによる最後のシングル「Now and Then」が公開されたが、彼らのほとんどのリリースがそうであったように成功に終わった。メンバーのリンゴ・スターによれば、同時に“そのドアをやっと閉めるためのいい方法”だったそうだ。

AARPの取材に応じたリンゴは、「Now and Then」がどのようにして生まれたかについて詳しく語り、2022年にポール・マッカートニーがこの曲を完成させるというアイディアを持ちかけたと述べた。「去年、ポールが“ジョンの未完成の曲‘Now and Then’を覚えているかい?”って電話してきたんだ」と振り返ったリンゴは、「彼は曲を私に送り、私はドラムを叩き、歌った。ジョン(・レノン)が歌い、ピアノを弾き、ジョージ(・ハリスン)がリズム・ギターを弾くという素晴らしいトラックが出来上がったんだ」と話した。

リンゴはまた、この曲の制作に関する噂を払拭した。「ジョンじゃない、A.I.だ、なんていうヒドイ噂もあった」と彼は話すと、「ポールと私がそんなことをするわけがない。美しい曲であって、そのドアをやっと閉めるためのいい方法だった」と続けた。

故ジョン・レノンが1977年にデモをレコーディングした「Now and Then」は、11月18日付の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で初登場7位を記録した。ザ・ビートルズにとって35曲目のTOP10ヒットとなり、グループとしての自身の歴代最多記録を更新した。また、彼らにとって1996年以来のトップ10入りを果たした。

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