カープ末包昇大選手の強い覚悟 西川に託されたカープの未来 バットを振り込み、来シーズンのレギュラー奪取へ!

今シーズン初めて2桁ホームランをマークした、来シーズンの外野のレギュラーを狙うカープの末包昇大選手の覚悟に迫りました。

■カープ 末包昇大選手

「カープはまかせたぞって言われたので、僕自身そこでやっぱりしっかりしていかないといけないなって思いました。」

西川龍馬が国内FA権を行使すると発表。カープ退団が見込まれる中、その穴を埋める存在として期待されるのが、秋のキャンプ野手最年長、末包昇大です。この秋、さらなるレベルアップのためバットを振り込んでいます。

■カープ 末包昇大選手

「色んな事を自分で考えながらやって、だめなこともたくさんありましたし、それをどうやって自分で修正していくかっていうのを課題にして、充実した日々を送っていますね。」

今シーズン6月から1軍に合流した末包は夏から一気に本領を発揮。プロ初となる2ケタホームランをマークするなど、持ち味の長打力でチームの躍進に貢献しました。自身ではバッティングフォームを固定できたことが好調の要因と分析。それを踏まえて今回の秋季キャンプでは良くなったフォームをすりこむだけでなく、プラスアルファで自分に合うものを付け加える事に力を入れています。

■カープ 末包昇大選手

「付け加えようとした部分ももちろんあって、それが何か自分の中にあってないなと思うところがありましたし、なんか今まで良かったのにダメになってるなって言う部分があったので、それはやってみてダメだったって言うので、いろいろと試しながら、でも良い方向には進んでると思います。」

キャンプ中は、主に新井監督から指導を受けているという末包。打撃練習中にはテイクバックの取り方について話し込む姿がありました。

■カープ 末包昇大選手

「僕がダメだと思うところと、監督が見ててダメだと思うところが一致してて、僕はその、懐が大きくしようと思ってて大きしようとしてたんですけど、監督から見たら全然大きくなってないっていう指導があって。自分の中で気持ち悪いバッティングをしてたので、今日一日は。それの解決策じゃないですけど、そういうアドバイスはしていただきました。」

Q.新井監督から指導があった後、前に飛ぶ打球が多かったように思えたが、そのあたりも手応えがあった?

■カープ 末包昇大選手

「これだなっていうのはありましたね。良かったときのっていう感じがありましたし、こうこうっていうのが、こういう打ち方だったっていうのがありました。」

そして、ランチ特打では25分間で10本以上の柵越えを披露。新井監督との取り組みがさっそく形となって現れました。

■カープ 末包昇大選手

「しっかり間がとれていたので、ボールとバットの距離、ボールに対する距離がとれていたので、良い感覚で今日は振れた。」

技術面で手応えを得ている今回のキャンプでしたが、野手最年長というポジションだからこそのある悩みが・・・

■カープ 末包昇大選手

「プロ入って2年間でずっとキャンプは先輩がいて、同級生がいて、後輩がいてっていう関係でやっていたので。キャンプで最年長だから任せたぞっていうのを言われたんですけど、やっぱり初めての事なのでそれをどうしていったらいいかっていうのを、ちょっと最初の方は全くわからなくて、自分の中で体力的じゃなくて、精神的にきつかったのはきつかったです。」

チームをまとめる難しさを痛感したこの秋。悩んでいたときに相談に乗ってもらっていたのが、国内FA権の行使を発表した先輩の西川でした。

■カープ 末包昇大選手

「めちゃくちゃさみしかったですね。やっぱり大好きな先輩でしたし、本当にたくさん指導もして頂きましたし、いっぱい野球の話もしてきたので、それは本当に第一はさみしかったです。」

西川からは直々にカープの未来を託されたという末包。その思いに応えるため、熾烈なレギュラー争いを勝ち抜く覚悟で、3年目のシーズンに臨みます。

■カープ 末包昇大選手

「やっぱり来シーズンはレギュラーを取りに行きたいなと思ってます。自分の中で、今シーズン良かった点だったりって言うのを踏まえた上で、もっともっと打席数が欲しくなりましたし、試合にも、もっともっと出たいと思ったので、これ以上の試合数を求めるとなると、やっぱりレギュラーを取りに行かないといけないと思いましたし、やっぱり打順にこだわっていきたいと思います。」

Q.目指すは?

■カープ 末包昇大選手

「4番で!」

【進め!スポーツ元気丸 2023年11月20日放送】

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