普通で特別な少女 有名写真家が5年間追い続けた「少女礼賛」シリーズ、集大成写真展が開催

写真家の青山裕企が2018年から撮影を続けている極私的ポートレート作品「少女礼讃(しょうじょらいさん)」の集大成となる写真展が開幕する。

普通だけど特別な少女。「ソラリーマン」「スクールガール・コンプレックス」に続く第三のライフワークとして、素性の分からないひとりの少女を、圧倒的な量と質で、謎めいた関係性で撮影してきた。これまでに私家版を含めて100冊以上の写真集を制作。過去作品、未公開の新作を一挙に展示する。会場では、全1300ページにわたる少女礼讃の集大成となる写真集「少女礼讃 everything.」が部数限定で販売される。

青山裕企写真展「少女礼讃 everything.」は11月28日12月5日まで東京・渋谷ヒカリエ8/CUBEで開催。「少女礼讃 naked.」は11月23日から12月5日まで東京・代官山AL、「少女礼讃 library.」は11月23日から12月5日まで東京・早稲田ユカイハンズ・ギャラリーで催される。

青山は「なぜ、ひとりの少女をどこまでも撮り続けているのか?ぜひ、会場にて作品を見ながら答えを探してください」と呼びかけた。各写真展の入場は無料。開館時間、休館日等は各サイトまで。

青山裕企は1978年、愛知県名古屋市生まれ。2005年、筑波大学人間学類心理学専攻卒業後、上京して写真家として独立。〝ミスター・ポートレイト〟として吉高由里子、指原莉乃、生駒里奈など、時代のアイコンとなる女優・アイドル・タレントの写真集の撮影を担当。広告・企業・雑誌のグラビア・書籍の装丁・CD・アーティスト写真など、ポートレート撮影を中心に活動。エッセイ・写真実用書の執筆、講演・ワークショップ・講師など後進の育成も行う。

(よろず~ニュース編集部)

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