ゴールデンボーイ賞を「逃してしまった」5人のスター

若手有望株の登竜門とも言えるゴールデンボーイ賞。ヨーロッパでプレーする21歳以下の選手を対象に選出され、2023年はジュード・ベリンガムが受賞した。

今回は若くから活躍していたものの、ゴールデンボーイ賞を「獲れなかった」5人の選手を見ていきたい。

ロメル・ルカク

現所属クラブ:ローマ(イタリア)

早くから怪物ぶりを発揮していたロメル・ルカク。アンデルレヒトではわずか17歳でベルギーリーグ得点王となり、後に高額な移籍金でチェルシーへと引き抜かれた。

10代で既に大きな注目を集めていたこともあってゴールデンボーイ賞にも複数回ノミネートされたが、受賞は一度もならず。

ウェストブロムでリーグ戦二桁ゴールを挙げた2013年はシルバー賞と最も受賞に近づいたが、あと一歩足らなかった。

ちなみにその年の受賞者は後にチームメイトとなる盟友、ポール・ポグバであった。

マルコ・アセンシオ

現所属クラブ:PSG(フランス)

今季からフランスのPSGでプレーしているスペイン代表MFマルコ・アセンシオ。

ユース時代からその評価は高く、マジョルカでは10代で主力として2部を戦った後、2015年にレアル・マドリーへ引き抜かれた。

1年目にエスパニョールへローンで加入すると、リーガでは二桁アシストを記録。1部でもブレイクを果たした。

この時期は2015、2016年にゴールデンボーイの候補に残っていたが、それぞれマルシャル、レナト・サンチェスが受賞に輝いている。

ミラレム・ピャニッチ

現所属クラブ:シャールジャFC(UAE)

現在はUAEのシャールジャFCでプレーしているボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピャニッチ。

メスの下部組織で育成され、デビューシーズンはいきなりリーグアンで32試合に出場した。直後の2008年にリヨンへ加入。

1年目こそ公式戦ノーゴールに終わったものの、2年目に大きく飛躍した。このシーズンは10代ながら司令塔としてチームを牽引し、CLでも結果を残した。

当時はゴールデンボーイ賞に複数回ノミネートされていたが、受賞自体は逃している。

ティボ・クルトゥワ

現所属クラブ:レアル・マドリー(スペイン)

若くしてヘンクで台頭し、19歳でチェルシーへ加入したティボ・クルトゥワ。

アトレティコへ貸し出されると、正GKとして3シーズンプレー。EL、リーガ、コパ・デル・レイと、クラブに次々にビッグタイトルをもたらした。

当然ながらゴールデン・ボーイ賞の候補にも複数回選出されていたものの、受賞には及ばず。

EL優勝を果たした2012年はブロンズ賞にとどまり、イスコ、エル・シャーラウィに次ぐ順位であった。

クリスティアーノ・ロナウド

現所属クラブ:アル・ナスル(サウジアラビア)

昨季に遂にヨーロッパを離れたクリスティアーノ・ロナウド。

マンチェスター・ユナイテッドでは1年目から活躍し、2004年のユーロでもポルトガル代表の優勝に貢献するなど若くして頭角を現したスターだが、ゴールデンボーイ賞の受賞はなかった。

ラファエル・ファン・デル・ファールトが受賞した2003年はブロンズ、チームメイトのウェイン・ルーニーが受賞した2004年はシルバー賞と、僅差で受賞を逃している。

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その後は23歳となったシーズンにプレミアで31ゴールをマークし、得点王に。リーグ、そしてCL制覇に貢献した。

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