あきれた女、旅行代理店に勤務…担当した小学校の校外学習でバス手配ミス バス運行できず行事阻止しようと、学校へ脅迫文「何かが起こります」 別の学校でもミスし「何かが起こる」と脅迫…起きたのは女の逮捕、ミス隠したかった51歳

バス手配できず脅迫 容疑の旅行代理店員を再逮捕

 埼玉県さいたま市内の小学校と校外学習先の施設に宛てて児童などに対する脅しの文書を郵便ポストに投函(とうかん)したとして、大宮署は21日、威力業務妨害の疑いで、さいたま市大宮区桜木町4丁目、旅行代理店従業員の女(51)=同罪で起訴=を再逮捕した。

 再逮捕容疑は10月3日から4日にかけて、さいたま市内の小学校と校外学習先の行田市の公共施設に対して「学校敷地内外で児童さんに危害がおよぶ可能性がございます」「施設内外でライフラインに関わる何かが起こります」「警備をいくら増やしても犠牲者が増えるだけ」などと記載された文書を作成し、さいたま市内の郵便ポストに投函し校外学習の延期などを余儀なくさせ、業務を妨害した疑い。「間違いありません」と容疑を認めているという。

 同署によると、女が勤務する旅行代理店は被害に遭った小学校で行われる行田市への校外学習の企画に携わっており、女はバスの手配などを担当していたが手違いで手配ができなかったことを隠すために犯行に及んだという。女は別の小学校に対しても同様の手口で文書を投函したとして、11月1日に同容疑で同署に逮捕されていた。

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