ロナウドじゃない!「サウジアラビアで最も価値ある選手TOP5」

今夏のマーケットで世界の注目を集めたサウジアラビアリーグ。豊かな資金力を武器にビッグスターをかき集め、試合も様々な国で放送されるようになった。

今回は『Planet Football』から「サウジアラビアで最も価値ある選手TOP5」をご紹介する。

オタヴィオ

昨季の所属:ポルト

現所属:アル・ナスル

国籍:ポルトガル/ブラジル

市場価値:3060万ポンド(およそ56.56億円)

昨季までFCポルトでプレーしていたブラジル出身のポルトガル代表ミッドフィルダー。2014年にインテルナシオナウからポルトへと加入し、ヴィトーリア・ギマランイスへの2年ローンを経て復帰、レギュラーに定着した。

2021年にポルトガルの市民権を獲得したことによって国籍を変更し、2022年末に行われたカタールW杯にも出場。28歳ということでこれからのキャリアが期待されたが、昨年夏に移籍金6000万ユーロでアル・ナスルへと移籍した。

この6000万ユーロはサウジアラビアのリーグとしてもFCポルトとしても歴史上最高額の取引であった。

ファビーニョ

昨季の所属:リヴァプール

現所属:アル・イティハド

国籍:ブラジル

市場価値:3322万ポンド(およそ61.41億円)

リオ・アヴェからのローンでレアル・マドリーに加入していた時期もあるファビーニョ。その後モナコでサイドバックからボランチにコンバートされたことをきっかけに大ブレイクし、リヴァプールでも欠かせない選手となった。

そんな彼が30歳になった今年、カリム・ベンゼマやエンゴロ・カンテを獲得したアル・イティハドへと突如移籍を決断。サウジアラビアでのデビュー戦で試合の勝利に貢献し、ジャーナリストから高級腕時計を贈られた。

ルーベン・ネヴェス

昨季の所属:ウォルヴァーハンプトン

現所属:アル・ヒラル

国籍:ポルトガル

市場価値:3500万ポンド(およそ64.7億円)

おそらくガブリ・ベイガと並んでサウジアラビアが行った驚きの補強といえるもの。ウォルヴァーハンプトンで活躍していた26歳の天才ボランチは、欧州のビッグクラブではなく中東でキャリアを続けることを選択した。

移籍金についてはおよそ4700万ポンドであったと伝えられており、ルーベン・ネヴェス自身もお世話になったクラブにお金を残したいとアジア行きを決めたという。

ただそれと同時にサウジアラビア資本のニューカッスルが獲得に向かうのではないかと伝えられており、1月にもその取引が行われるという噂も。

セルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチ

昨季の所属:ラツィオ

現所属:アル・ヒラル

国籍:セルビア

市場価値:3500万ポンド(およそ64.7億円)

ここ数年間、マンチェスター・ユナイテッドをはじめとしたビッグクラブへの移籍が噂され続けていたミリンコヴィッチ=サヴィッチ。それがいつ実現するのかと言われるなか、彼が選択したのはサウジアラビアへの挑戦であった。移籍金は4000万ユーロだったと言われる。

マテヤ・ケジュマンが代理人を務めている彼は、アル・ヒラルでも10試合で3ゴール2アシストと活躍を見せており、その価値を遺憾なく証明している。

ネイマール

昨季の所属:PSG

現所属:アル・ヒラル

国籍:ブラジル

市場価値:4400万ポンド(およそ81.33億円)

クリスティアーノ・ロナウドよりもかなり若いネイマール。その点もあって市場価値ではサウジアラビアで最も高額な選手となった。

そのパフォーマンスはまだまだトップレベルであるが、ブラジル代表での試合において前十字靭帯を損傷する大怪我を負ってしまったことから、これから長い間のリハビリを余儀なくされる予定だ。果たして9000万ユーロの移籍金の価値を証明することができるか、誰もが彼の復帰に注目することになるだろう。

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なお、クリスティアーノ・ロナウドは1300万ポンドほどで、トップ10にも入っていない。

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