【韓国】23年の中国人観光客、200万人に回復か[観光]

韓国政府が、2023年通年の訪韓中国人数はコロナ後で最多となる約200万人に達すると見通していることが分かった。また、これによる国内の雇用創出効果は最大で約8万人に迫る見込みだ。

今年9月の訪韓中国人は26万3,940人で、19年同月の48.8%水準まで回復した。1~9月の累計では129万4,797人。9月の訪韓外国人に占める中国人の割合は24.0%となり、上半期の平均(12.3%)から11.7ポイント拡大した。

訪韓中国人数の増加により、国内では6万6,000~7万9,000人の雇用が創出される見込みだ。とりわけ、卸小売業は3万2,000人、宿泊・飲食業は2万4,000人など、対面サービス業を中心に雇用が増えるとみられる。

■韓国政府も観光活性化を支援

政府は中国からの団体観光客に対する電子査証(ビザ)の発行手数料の免除や、中韓の航空便の増便など支援策を打ち出している。中国人観光客の増加はサービス業を中心に就業者数の増加にもつながることから、今後も観光客誘致に力を入れる方針だ。

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