<北の事始め 発祥の地あれこれ>治水 水量算定や護岸、卓越した技術

1918年に石狩川で初めて着手された、石狩市と札幌市、石狩管内当別町にまたがる生振(おやふる)捷水路(札幌開発建設部提供)

 近年、全国各地で豪雨災害が相次いでいます。今年は1898年(明治31年)の石狩川の大洪水から125年。当時の甚大な被害を受けて作成された石狩川で最初の治水計画は、洪水の量を算定する科学的な手法が初めて用いられました。近年は生物多様性などに配慮し環境との調和を目指す治水が注目されています。

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