過去10シーズンで最も早い「インフルエンザ注意報」福井県が発令 感染者が多い地域、年代は?

 福井県内でインフルエンザの感染者が増えているとして福井県は11月22日、注意報を発令した。13~19日の1週間に県内39の定点医療機関から報告された感染者数は前週比1.47倍の450人と7週連続で増加。1定点当たり11.54人となり注意報基準の10人を超えた。過去10シーズンで最も早い発令で、県保健予防課は手洗いなどの感染予防対策を促している。

 近年の注意報発令時期は12月中旬以降で、2020~21年、21~22年のシーズンには発令がなかった。早い時期の発令となった要因として同課は、ここ数年大きな流行がなかったことによる免疫の低下などが考えられると指摘。「手洗いやうがい、換気を徹底してほしい。重症化を防ぐためのワクチン接種も有効」と呼びかけている。

 地域別の感染者数は、二州が1定点当たり45.80人と最多。このほか丹南9.00人、福井市7.33人、永平寺町5.00人、若狭4.67人、坂井・あわら4.20人、奥越4.00人。

 年代別では10歳未満が271人と全体の約6割を占める。10代も128人と多く、インフルエンザが要因とみられる学校などの臨時休業措置も相次いでいる。注意報発令とともに県は市町などを通じ、学校や保育所、重症化のリスクが高い高齢者が利用する福祉施設などに対策徹底を周知した。

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