ガザ休戦合意「正しい選択」 ネタニヤフ氏、ハマス掃討は継続

イスラエルのネタニヤフ首相(ロイター=共同)

 【エルサレム共同】イスラエルのネタニヤフ首相は22日夜の記者会見で、パレスチナ自治区ガザでの戦闘を4日間休止し、イスラム組織ハマスが拘束する人質の女性や子ども50人を解放する内容のハマスとの合意は「正しい選択だ」と述べた。その上で戦闘休止後にハマス掃討作戦を続ける方針を示し「戦闘継続の準備をする」と強調した。

 戦闘休止の開始時刻の公式発表はないが、米CNNテレビは23日午前10時(日本時間23日午後5時)と報道。イスラエルメディアは同時刻から人質解放が始まると伝えた。

 イスラエルメディアによると、合意を仲介したカタールを訪問中のイスラエル対外特務機関モサドのバルネア長官らに23日に解放予定者の名簿が渡された。12~13人ずつ4日間に渡り解放される見通しだ。

 ハマスは230人以上を人質に取っており、半数以上が外国籍保有者。

 母親と子どもは同時に解放される予定で、赤十字関係者に引き渡された後、イスラエル軍兵士が身元確認し引き取る。

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